coLinux 導入メモ(3)
で、前回までの作業により、ファイルサイズが1GBというなんとも悲しい coLinux がインストールされたわけですが、ちょっと遊ぶとあっという間に溢れます。というわけで今回は容量を増やしましょう。
ただし、パーティションをちゃんと切りたいという人は自力で頑張って下さい。
まず、適当なサイズの空ファイルを作成します。とりあえず 8GB くらいにしましょうか。Windows の空き容量を確認した上でコマンドプロンプトを開き、coLinux フォルダの下まで移動して、
fsutil file createnew new_fs 8589934592
と入力してください。ただし、Windows2000 には残念ながら fsutil コマンドが無いらしいので注意。その場合 XP で作ってからコピーするなどの方法が考えられます。*1
次に、xmlファイルに次の行を追加します。
これで、new_fs も読み込むようになったはずです。二つのイメージファイルを読み込むようになった筈です。coLinuxを起動し、次のコマンドによりイメージファイルの中身をコピー。しかしこのままだと折角の新しいイメージファイルが1GBと認識されたままなのでサイズ調整。
dd if=/dev/cobd0 of=/dev/cobd1 // cobd0(即ちroot_fs)の中身を cobd1(new_fs)にコピー。
e2fsck -f /dev/cobd1 // 何かよく解らないけどresize2fsの前に必要なチェック。
resize2fs -p /dev/cobd1 // ファイルサイズを8GBで再認識。
適当なディレクトリ /xxx を作り、先程コピーしたイメージファイルをマウントしてみる。
mkdir /xxx
mount /dev/cobd1 /xxx // cobd1 の中身を /xxx 以下にマウント。
df コマンドを使うなり /xxx 以下を覗くなりでマウントが成功しているのを確認したら、一端マウントを解除。
umount /xxx // /xxx のマウントを解除。
一度coLinuxを終了させ、xmlファイルを編集。先程追加した行のindexを0にし、古い index="1" の blockdevice の行を消す。私と同じやり方をしたのなら、xmlファイルは次のようになっているんじゃないでしょうか?
root=/dev/cobd0
coLinuxを起動し、df コマンドを実行してみて、 /dev/cobd0 の Available が増えてれば成功です。
new_fs のWindows上での占有空間が気になる人は、[プロパティ]→[全般]→[詳細]→[内容を圧縮してディスク領域を節約する]にチェックを入れれば良いと思います。