"文学少女"見習いの、卒業。

文学少女シリーズ外伝、見習いシリーズも愈々完結です。
てか、「初戀」も「傷心」も感想書いてませね。まあいいや。

シリーズの紹介

本編では心葉が遠子先輩を選んでしまったので、失恋してしまったななせ。
で、そんなななせを差し置いて、文芸部に入ってきた後輩の菜乃が心葉にアタックしまくるのが"文学少女"見習いの三部作。
本編同様に重めの事件に巻き込まれるのですが、物語は心葉の代わりに菜乃の視点で展開し、遠子先輩の代わりに心葉が探偵役で動きます。
で、そこまでは良いのですが、読者としては本編のエピローグで卒業後の心葉を知っているだけに、菜乃の恋が実らないことが確定しているのが複雑なところ。それだけならまだしも、心葉に片想いしたままのななせが見てて辛い。

感想

ななせかわいいよななせ。

本当の感想

「卒業」では『菜乃の親友の瞳が心葉とキス』という「傷心」の衝撃的なラストシーンを引き継いでのオープニング。
ホントにこの巻は「心葉くん何やってんの!」という巻でした。
上述のキスシーンに始まり、事件解決のためとはいえななせに●●させたり、ちょっと常人には理解しがたい言葉で告白を断ったり(いやホントによく通じたと思います)。
そしてななせにも悶えさせられました。心葉に協力求められて、喜んでいたり……ああもうこの娘、心葉のこと好きすぎる!
他にもいろいろ、シリアスな話だったのになぜか笑いどころが盛りだくさん。おかしいなぁ。かなり重たかったのに。


さて、"文学少女"シリーズも残すところあと2冊だそうで。そう考えると寂しい限り。