アカイイト

ASHも終わったので積みゲーに手を出しました。
今回終わったのはアカイイト(PS2)。
一言で表すと和風伝奇百合AVG
「飲んだ者(ただし人外に限る)を強化する」という不思議な血を持つ主人公の、生き残りをかけた四日間の物語。


全体的に悶えさせてくれました。百合度は薄い、なんて紹介もどこかのサイトで見かけたことがありますが、私には十分。とにかく吸血シーンがエロすぎます。CERO*1のレーティングで15歳以上対象になったのは、性表現系の「性的なものを想起させる表現」がひっかかったに違いない。ひょっとしたら暴力表現のほうが問題だったのかもしれませんが。


以下ネタバレ的な感想。
烏月ルート:最初にクリアしました。鬼を切るのが仕事の人。他の人と比べて王子様的なキャラなので、桂の心情的には一番百合っぽくてGJ。人間なので吸血シーンこそありませんが、倒れた烏月を自分の布団に寝かせた後の選択肢がすばらしい。「一緒のお布団で寝る」×3って、桂さん動揺しすぎです。グッドエンドより直前で分岐するバッドエンドのほうが物語として綺麗な気がしました。鬼切りの技を既に説明してしまっているのですから、グッドのほうでは、一度桂を傷つけてしまった、という失敗をフラッシュバックさせればグッドのほうも綺麗にまとまったんじゃないかな。かな。
ユメイルート:二番目。吸血回数の調整が大変でした。足りないとユメイが力不足で負けるし、与えすぎると桂が死ぬし。そして毎回毎回実に楽しそうに飲ませまる桂にニヤニヤがとまらない。
葛ルート:三番目。幼女はちょっと……というところでしたが、終盤の超速展開に惚れました。このパーティ強すぎ。
サクヤルート:四番目。本物の主がラスボスとは……。かなり力を削られていたとはいえ、葛ルートの葛が協力したのならともかく、実質一人で勝つのってかなり強引な展開に思えます。そういうわけで、真のサクヤルートの結末は桂のドS化エンドなのです。異論は認めない。
ノゾミルート:最後。ボリューム不足なのと、心変わりの理由の描写が薄いのも残念。あと和解後の吸血シーンが無いのも……。まあ、極端なツンデレだと思っておけば良いんでしょうか。

*1:コンピュータエンターテンメントレーティング機構。http://www.cero.gr.jp/rating.html