人類は衰退しました。

少女一人称を読むときに最も気をつけなければならないことは、おっさんが書いていると言うことを極めて慎重に忘却することである。まあおっさんじゃない可能性も十分あるんだけどさ。

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

内容としては、のほほんSF。人類は衰退しちゃってて、地球最後の学校も主人公を最後に廃校。農業みたいな力仕事から逃げるために調停官となった主人公は、地球の新人類たる妖精を相手にコミュニケーションをとろうと四苦八苦。で、勝手きままな妖精さんに振り回されるというお話。小林めぐみの「食卓にビールを」のような脱力系SFとでも呼べばいいのでしょうか？　まあ、お気楽度で言えばビールほどではないのですが、主人公の性格はちょっと似てるかも。
普通に面白かったです。