消費税についてちょっと考えてみた。

甲「消費税ってさ、一律5%なの?」
乙「多段階にわけて納税するから、物品別に税率を設定するのが面倒なんじゃないかと」
甲「どゆこと?」
乙「仕入れ価格分の消費税は、仕入先が既に納めたと見做して計算するの。例えば、105円で仕入れた品物を210円で売った業者は、210円の5%ではなく、(210ー105)=105円の5%を納めるみたい」
甲「それは解るんだけど、面倒っていうのは…?」
乙「ある業者Xが業者Yから105円で仕入れた材料Aを加工し、製品Bを作って210円で売ったとします。このときXが納める消費税って5円? 10円?」
甲「加工の度合いにも寄るんじゃないかな」
乙「まあ、私も知らないから両方考えるね。まずは5円だと仮定します。ここでBの税率が0%になったとしたら?」
甲「ああ、Yを通して5円の消費税を既に納税しちゃってるってこと?」
乙「そう。利益を変えずにおこうと思ったら、販売価格を205円にすることになり、結局消費者は2.5%の消費税を間接的に納めていることになる」
甲「え? 納めすぎたら還付されるんじゃ…?」
乙「だとしてもその制度を整えるのが……」
甲「ていうか消費税って、そもそも還付制度があるんじゃなかった?」
乙「……あれ? (調査する) 本当だ…ていうか不動産って、使用目的によって税金かかったりかからなかったりするんだ…」
甲「まぁいいや。で、10円の場合は?」
乙「逆に材料Aの税率が10%になったときのことを考えるの。すると、仕入れ値が5円あがるわけで、でも利益を守るために業者XはそれをBの値段に反映しちゃうじゃない?」
甲「確かに。間接的に消費者の納める消費税が高くなってしまう」

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やっぱりこういう説明文は、会話調のほうが書き易い。
それにしても、消費税のこういうところ、諸外国ではどうしてるんでしょう?