地獄少女 三鼎 #2

夫にいじめられる電気屋の若奥様を見るに見かねた少年が……、というお話。
あれ、でもそんなんでよくお嬢に届いたね。
二籠#2「うたかた」では恨みにたどりつくまであんなにかかったのに。
まあ、そんなこと言ったら無印#23「病院の光」なんて、
恨みですらないだろう、って話ですけど。*1
お嬢が気紛れなだけ?


この地獄少女という作品では、恨み以外の目的でお嬢を呼ぶと、
大抵悲劇に遭うという定石がありまして。*2
てか、タイトルからして「籠ノ鳥」ですからね。
予告編を見た時点で割と落ちまで予想できてしまいます。
なにしろオープニングの歌詞がこんなんですからね。

飼い殺しなら救われる だけど見事に鍵は外れて
私はまるで 鳥籠を欲している 狂った小鳥


ちなみに前回お嬢に憑依された御蔭ゆずきさん、お嬢の目を通して少年を見ています。
なんだか既視感が……と思ったら無印のつぐみと同じですね。
あっちはお嬢のせいじゃないですけれど。
で、なんだかんだあって、少年に相談されたゆずきは逆に問う。
その女性が助けてほしいと言っているのか、と。
そして言う。もう関わるな、と。
ゆずきとしては、この少年が地獄行きになってほしくないというだけなのでしょう。
でもそんな助言というか無責任な言葉を聞かされては、
少年としては誰にも頼れないと思うだけ。
ゆずきの助言の仕方しだいで防げたと思うんですけどね……。
無印のはじめちゃんにしても、どうしてこう、説得が下手なのかと。
せめて相手の目線にならなきゃ、伝わる言葉も伝わりませんて。
まあ、説得が下手そうだからこそ、お嬢もこの子を選んだのでしょうか?


今回もお仕置きタイムはもう完全にギャグですね。
きくりと山童はゲームで、料理はお嬢と一目連ですか。
これ以上は無理、と叫ばれても、そもそもどうやって発電してんのさ。
電気より、むしろコンセントで串刺しにされているほうが痛そうな……。

*1:まぁ、実は何か恨んでたのかもしれないけど

*2:無印の序盤はそうでもないか。