2008年読書のまとめ
去年読んだ中で何が一番面白かったかというと……やはり文学少女シリーズでしょうか。なんだかこのラノの結果に連られているような気もしますが。
次点はくじびき勇者さまシリーズ。ただ、ちょっと失速気味かも。異色作だったのはそこそこあります。
ちなみに一昨年以前から続いているみーまーやカッティングは除外。
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート
設定が秀逸。ただ、設定で面白いだけなら「死なない男に恋した少女」や「死神ナッツと絶交デイズ」なんかも面白いけれど、最後まできちんと書けていたのはこれだけではないかと。あとちょっぴり百合っぽいので良い。完全に百合ではないところがなんとも。2巻はまあ普通。視点を切り替えつつも、内容が結構薄いからか。
この広い世界にふたりぼっち
これも設定がおかしい、というか、話自体がおかしい。退廃的で静謐で、そんなよく解らん雰囲気の中で次の展開が読めないファンタジー。2巻は蛇足というか、平凡な作品。
ベン・トー
いや、よく考えると出オチなんですけどね。熱血バトルっぽい小説としては素晴らしいんじゃないかと。あまり深いこと考えたら負けです。ノリが素晴らしい。
泣空ヒツギの死者蘇生学
たぶん去年最強のヤンデレ。ちなみに2chのほめちぎりスレ*1を読んで購入を決意しました。ちょっと中だるみがあるけど、終盤の展開が素敵。惜しむらくはそこまで読むのがちょっとしんどいってことですが。
*1:つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ
