カレーが辛かった話

梅田の阪急3番街にはこななという和風のお気に入りのパスタ屋さんがあるのですが、残念なことに行列が出来ていたので、前から気になっていた近くのカレー屋さんへ。
ところでカレーというのは、博打のようなもので、たいていのカレーは私の好みに合いませんが、極稀に美味しいものにあたるので、時々食べたくなるという困ったもの。


で、本日伺ったのは、インディアンカレーと名乗る、メインメニューがカレーライスとハヤシライスのみのお店です。
特に辛さも聞かれなかったので無茶なそう辛さではないだろうと思っていたのですが、一口食べた瞬間、後悔しました。
……甘い。
あたかもハヤシライスのような甘さ。
ああ、知っています。
これ、後から辛くなるんですよね……。


その後は一口ごとにグラスの水に手をのばしていたような気がします。美味しかったのは確かですが……でも私には辛すぎます。
その無茶な辛さのおかげで、一口ごとに味覚がリセットされていたのかもしれません。
こんな無茶な辛さなら警告を出しておくべきだとは思うのですが、カウンターの向こうから、私のグラスにだけ店員さんが水を注ぎ足し続けていたという現状を考慮すれば、平均的な味覚の持ち主にとってはそこまで無茶な辛さでもないのでしょうね。
もともと人より辛いのが苦手な気はしていましたけれど、なんだかはっきり自覚させられた気がします。


で、一番の問題は食後、一分ほどしてから猛烈な辛さに襲われ、店を出てしまっていたために水も貰えずに十分ほど苦しむ羽目になりました。ついでに胃だか食道だか、胸の奥まで痛みだす始末。
しばらく待ったら痛みも引きましたけど……。


というわけで、カレーは滅多に美味しいものが存在しないくせに、美味しいカレーの一部は激辛であるということを学んだのでした。