Roman 5th story
昨年11月に出たサンホラのアルバム。今更かと言われそうだけれども、まあ実際に今更である。忙しくて忘れていたのだから仕方ない。
で、今更ながらに驚いたのはゲストが豪華なこと!
男声の語りがJimangじゃないなぁと思ってよく聞くと若本規夫だし。他に自力で解ったのは、能登麻美子と田村ゆかりぐらいだけどね。他、クレジットを見ると保志総一郎、日高のり子、ゆかな、皆口裕子、緑川光などの名前が。
ついでにボーカル陣を見るとRIKKI*1と井上あずみ*2がいるし。
なんつーか、メンバが豪華すぎてそれだけで評価してしまいそう。特に若本…。
印象に残った点は、曲の最後に能登か田村が毎回「そこにロマンはあるのかしら?」と囁く演出とか、「美しきもの」のYUUKI嬢の美声っぷりとか「黄昏の賢者」でJimangが胡散臭く「君の哀しみを因数分解してみようか?」とか歌ってたりとか。他にも昔の曲をちょっと想起させるような曲が幾つかあったり声優以外にも暗号が書かれていたり妙に凝った歌詞カードだったり素敵なひねくれ具合だったり……。
問題なのはボーカルの何人かはあまり滑舌が良くないにも拘わらず歌詞にフランス語の読みを当てまくる*3ものだから何を言っているのか解らないところが多すぎる点とか、歌詞カードの穴の仕掛けが微妙にずれている点とか。
曲はElysionの時ほど個性的じゃない気がしてちょっと残念。あと、テーマはRoman(物語)というより「人生」とか「命」みたいなイメージかも。
ところで音楽というタグを付けはしたものの、これは音楽というより物語なんだよなぁ。音楽についての感想なんてサンホラ以外に書くとは思えないんだけどなぁ。