葉桜が来た夏
微妙。SFなのに設定に大きな矛盾。アポストリというのが女性のみの種族で、吸血衝動を持っている点までは良い。んで作中の台詞からすると、そもそも吸血行為は「女性しかいない種族において相手のDNAを得るため」のものらしい。とすると相手は通常アポストリ同士であるべき。というわけで共棲の義務化の目的が意味不明。まあ、アポストリの精神構造は解らんのでそれは良いとしても、十代半ばにして吸血された挙げ句に勝手に子供ができました、なんてすごいホラーなんですけど。
その辺りの設定とか、編集サイドから修正案は無かったのかしら。話の流れもありきたりすぎてどうかと。というか、何がやりたかったのかよく解らん。
- 作者: 夏海公司,森井しづき
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/04
- メディア: 文庫
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