ロミオの災難
こっぱずかしいラブコメは大好きです。
演劇部の部室で発見された「ロミオとジュリエット」の台本。文化祭で公演することに決まったのだけれど、その日から部員のみんなの態度がおかしくなった。どうやら全員がロミオ役に恋をしてしまったらしい……というお話。
雛田の豹変っぷりが楽しい。カバーの紹介では「ちょっと怖い物語」ってなっているけれど、その怖い部分はどう見てもギャグでした。上演中の連続ハプニングとか、殆ど頬が緩みっぱなし。難癖をつけるなら、事態の収拾がちょっとあっけなかったかと。
ま、確かに勝手に恋心を植え付けられるってのは恐怖っちゃあ恐怖なんだろうけどさ。でも恋ってそんなもんじゃない?
旧ロミオの感情がまともに描かれなかったのがちょっと残念。
- 作者: 来楽零,さくや朔日
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: 文庫
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