富士見ミステリー文庫

SHI-NO ーシノー過去からの招待状

うう、前後編かい……。 後編出てから買ったほうが良かったかなぁ。 今回の事件は「僕」が大阪に戻ってきたころに起こった連続殺人事件と、その模倣らしき、現在進行中の事件。ところどころに回想が入ってくるせいで、なかなか進まない。 まあそんなことより、…

SHI-NO 空色の未来図

もう8冊目ですね。 帯には「志乃ちゃVS元カノ」なんてでかでかと書かれていますが、そもそも対決になっていないような…。最後に少しだけ嫉妬しているかのような描写はありましたが、なんだか別の感情のような気がしてならない。 何度読んでも、詩葉の死ぬ必…

平井骸惚此中ニ有リ 其伍

4巻で終わりだと思っていたのにもう一冊あったのを最近発見して読んだ。ていうか出たの二年前じゃん。富士見ミステリー文庫の数少ないミステリです……あれ? やっぱ大正は良いね。適度にハイカラさんなところとか、あと袴とか袴とか袴とか。適度に読みやすく…

SHI-NO 夢の最果て

いつにもまして志乃の行動が読めない。初期の幕間で登場した「過程をすっとばして正解が見えてしまう女の人」を思い出した。なんかずるい。 あと、髪を切ったの志乃の真意はあれで良かったんだろうか? そういう単純な子には見えないんだけれども。SHI‐NO―シ…

幽霊列車とこんぺい糖

砂糖菓子*1ファンは読め、と言われて読んだ。確かにその推薦は正しい。読後にいろいろもやもやしたものが残っているけれど、とにかく面白かったという点だけは間違いない。 ついでに百合ものとしても良作かと。別に18禁でもなんでもないけれど、非常に倒錯的…

SHI-NO ―シノ― 支倉志乃の敗北

探偵役の無口な小学生志乃と、ワトソン役の有閑大学生≪僕≫の六冊目。 もはやこれもミステリじゃなくなってきたなぁ。でも前回よりは楽しめたので良しとしよう。まぁ、真白が出てきてくれれば満足なんだけどね。志乃に「現状を楽しんでいるだけ」と評されるだ…

かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリス1

ミステリっぽくはあったのだけれど、ミステリとは言い難い作品。誓護たちの泊まっていた教会に超常存在である少女アコニットが現れ「この中に罪人がいるから名乗り出ろ」と言う。アコニットに暴かれたくない秘密を抱える誓護は、「翌朝までにその罪人を見つ…

食卓にビールを6

カリスマ主婦を目指す主人公が毎回シュールな怪奇現象に巻き込まれ、のらりくらりと舌先三寸で問題を解決したりしなかったり地球を救ったりしては無事に帰ってきて旦那とビールを飲む、というナンセンス短編集。ラブコメ要素はありません。実にまったり。ち…

SHI-NO ―シノ―呪いは五つの穴にある (5)

「知識は得ている。……興味でしか学ぶ事のできない人よりは」 第5巻。とはいえこのシリーズにおいて順序は然程重要ではないので御安心を。特に今回は舞台が自室と病室だけで、あとは伝聞という珍しい構成であり、レギュラー陣とまったく関係ない事件を謎解き…

GOSICKs III

いつも通りにヴィクトリカにいじめられる久城一弥が可愛かった。安楽椅子探偵とはいえ、伝聞の伝聞の謎を当たり前のように断定するヴィクトリカはちょっとどうかと思う。 「確かにそういう可能性もあるだろうけれど、そんなに可能性高いかな?」と聞き返した…